祭壇前。

棺ではなく、赤ちゃん用のお布団に横たえられた彼は、本当に本当に小さくて。
生まれたとき2800グラムほどあった体は、一度の手術を含む7ヶ月にわたる闘病で2000グラムほどに減少。

祭壇に飾られた遺影は生後間もない頃のもので、赤ちゃんらしい「ふっくら」とした顔。
でも、横たえられている彼は頬が痩けて、赤ちゃんらしい感じはなくて。
長い長いまつげが、とても印象的だった。

近くで遊ぶ彼のお兄ちゃん。
彼の枕元にはスヌーピーの小さなぬいぐるみ。
お兄ちゃんが、そのぬいぐるみを手にして、その後、そっと元に戻した。
お菓子を買うとき、いつも「これはTくんの」と言って2つ持ってきていたこと。
横たわる彼の隣で、彼に話しかけるような仕草を見せる。

そのすべてが、彼が愛された証。

これからの彼が安らかに眠れることを願っています。

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桜

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